12歳の小型犬の脳に腫瘍が見つかり、手術をするかどうかの判断を迫られていて、飼い主は決められなくて困ってるとの話し。

医師からは手術の方法やリスクの説明があったけど、この子がそのリスクに耐えられるのかが不安。
今まで病気一つしなかったのでこんな決断をすることに飼主は戸惑って、他に方法はないのか情報が欲しいと言うことでした。

できるなら取り切りたい
12年一緒に暮らしてきた子ですから、できるなら不安の元をなくして寿命を全うさせたいと思うでしょう。
年齢のリスクはあっても、他に病気がなく栄養状態も良く免疫が上がってるなら、手術で取り除けたらと思います。
ただ、手術での深追いは身体に負担をかけるので避けたい、手術前に先生としっかり話し合って納得して進めて欲しい。

手術できないならどうする?
老犬で体力がなかったり、病気のせいで手術できないならば、腫瘍を大きくしないように観察しながら腫瘍と上手く付き合っていく方法もあります。

腫瘍と付き合うには、
・腸内環境を良くして免疫をあげること
・腫瘍自体が出す毒素を除去して活性酸素を貯めないこと
・血液やリンパ液を浄化活性化して免疫細胞を強化しガン細胞に負けないようにしてあげること
・そしてなにより大事なのはしっかりエネルギーを生み出せる適正な食餌をすること。

栄養療法のメリットとデメリット
栄養療法は、自分の免疫細胞を活性化してがん細胞の増殖を抑え、手術や抗がん剤の副作用を受けることなく生活の質を落とさない暮らし方をさせてあげることができます。

栄養療法は穏やかな生活を長く維持していくことを目的にしてます。
しかし、飼主としては何時ガンの増殖が強まるかもしれないと言う不安から逃れられないので気が気じゃないです。

しかし、考えてみれば動物の体内では毎日がん細胞が生まれ、それを自分の免疫細胞が戦って食べてくれてるのですから、自身の免疫細胞を強化するのは基本的に好ましいことです。

抗生剤や抗がん剤は菌やガン細胞を叩いてくれますが、それと一緒に免疫細胞をも叩いてしまいます。そこが問題です。
そうなると薬が頼りで、自力で健康を維持することが難しくなり悪循環に陥りかねません。

手術で取れるものを取ってもらって、リセットした状態から傷や薬のダメージを癒す栄養素を入れることで回復を早めてあげます。
傷を治すためにはタンパク質が必要ですが、肉を食べるだけではその肉は傷を回復させるタンパク質にはなりません。
食べたタンパク質を細胞に届けてエネルギーに変えてくれるものを補ってあげる事で愛犬の苦痛を和らげてくれるのです。

体の機能が元に戻ればその後は再発を防止する為に、不足した栄養素が必要になります。
体のクオリティーをあげて自らの細胞ががん細胞と戦う力をつける事で再発の恐怖を遠ざけ穏やかな生活を取り戻すことに繋がります。

愛犬は頑張ってくれたのだから、その後の管理は飼い主の役目ですから…

まとめ
犬も猫も私も、
今日食べた物の栄養で明日の体が出来ています。
栄養療法で犬のガン対応に必要なことは、
体を強化する基本的なもの+免疫強化するもの+ガン自体を抑制するものがあることをお伝えさせてもらいました。