血液検査で愛犬の腎臓の数値が上がった時に何を食べさせたら良いのか…悩みますよね。
病状が進まない様に勧められた療法食を与えますが、ただ、他に選択肢はないんでしょうか?
其々愛犬が持って生まれた体のクセみたいなものを知ってる飼主さんでなければ分からないこともあります。
もう少しフードの内容の見方などを知っていれば、愛犬に一番合う物を選べると思うんです。
【腎臓の数値を下げる】
尿素窒素やクレアチニンの数値が高い時はタンパク質を減らすのが基本です。
しかし、タンパク質は体を動かすエネルギー源で、体全体を作る重要な成分なので、「タンパク質をどこまで減らすのか?」が問題です。
また、その子に数値には表れない症状があったり、体質を知ってる飼主でなければ分からない事もあります。
■【小型犬さんの事例】を参考にして考えてみてください。
・元々膵炎のある子ですが食餌に気を付けて数値は安定してました。
その後、腎臓の数値が上がったので療法食を食べ数値を下ましたが、
また膵炎が再発してしまいました。
繰り返しの再発で「何を食べさせたら良いか?」悩みますよね。
【今回の腎臓ケアのフードの原材料と成分を見てみます】
米、動物性油脂、トウモロコシ、全卵、ビートパルプ、エンドウマメ蛋白 、トリ肉エキス、植物性油脂、魚油、亜麻仁、ポークエキス、オート麦(以下割愛)
【栄養成分】
たんぱく質11.4%以上、脂質18.0%以上、粗繊維3.2%以下、灰分 6.9%以下、水分10.0%以下(リン0.29%) 代謝E:402kcal/100g
【腎臓ケアフードの原材料と成分の見方】
①原材料の最初に書かれている物が一番多く使われている材料です。
・腎臓の数値を下げる療法食として肉類を少減らしタンパク質11.4%に抑えています。(一般食で22%~38%程度)
・原材料をまとめると、穀物の米とトウモロコシ、食いつきが良くなる動物性油脂、全卵とエンドウ豆の植物性タンパク、繊維のビートパルプ、鶏と豚のエキス、油脂と亜麻仁油の種が使われています。
・タンパク質とリンの数値を抑える為に肉を減らしますが、フードの基本的な栄養として必要なタンパク質は肉以外の全卵と豆の植物性タンパク質を使っています。
・昔のフードの話ですが(フードの価格を抑える手法として肉の代わりにおから(大豆の搾り粕)やライスブラン(米ぬか)でタンパク質の数値を上げていました)それと似た手法が今は療法食…?
②この原材料の構成に膵炎再発の問題点がありました。
・このフードは殆どが穀物なので食付き良くする鶏やポークのエキスと4種類の油脂を混て高脂質18%の食餌が膵臓に負担をかけたと考えます。(通常一般食で脂質8%~12%程度です)
※飼主として毎日の食餌でペット達が苦しまない為に
もう少し、フードの原材料や成分表が理解出来れば、我が子に合う物を飼主が選べると思うのです。
■私が選んだフードはセミベジタリアンの一般食です。
・胃腸障害や肝臓・膵臓・腎臓の数値が高めと言われた時に
・フードと一緒にお肉を食べさせたい時のベースフードとして
・ダイエットしたい時は期間を決めて
・魚類を豊富に使い、体に負担をかけない、天然で極力オーガニックに近い素材使用
【原材料】
燕麦、魚類(クロダイ、マトウダイ、マゴチ、スズキ、ヒラマサ、タイ、マグロ、ミナミダラ)、サツマイモ、ココナッツオイル、ひまわり油、レンズ豆、藻類(昆布)、モンモリロナイト、スペアミント、キヌア、リンゴ、タウリン、ネトル、ブルーベリー、スリッペリーエルム、西洋タンポポ、チコリ、酵素、プロバイオティクス(乳酸菌群5種、ビタミン&キレートミネラル類割愛)
※燕麦=オーツ麦です。オートミールやグラノーラの原材料で、小麦と違ってグルテンを含まない
【成分】
粗タンパク質 18%以上 粗脂肪 6%以上 粗繊維 5%以下 粗灰分 6%以下 水分 10%以下 代謝カロリー 349kcal /100g
【このフードを選んだ理由】
・純粋に食餌として自然で新鮮な素材をそのままフードとして加工したものです。数値的な操作せずとも全体的に緩やかに希望する数値に近づけることができる成分構成です。
・食べる事で残さず代謝されエネルギーに変換される=免疫を上げる食餌です。