友達の14歳過ぎのダックスの話です、突然の下痢嘔吐で慌てて病院に担ぎ込みました。
急激に様態が悪くなる子を見るだけで飼い主にはどうすることもできず祈るしかありませんでした。
幸いにも外部での検査結果を待つことなく先生の早い処置のお陰で命拾いしてくれました。
診断は急性膵炎でした。
飼い主から離れたことのない子ですから入院生活が負担になるということで、症状が落ち着いた時点で早々に退院させてもらえることになり、本犬も疲れた顔をしながらも無事帰還したことにみんなでホッと胸をなでおろしたものでした。
結構 好き嫌いの多い子で子犬の時から食べない子でしたから、手作り食を一日も欠かさずに作って食べさせてました。しかし、今後は脂質を控え栄養のバランスを崩さな様に気を付けていかなくてはいけません。
そこで、栄養療法の出番です。
15歳にしてドッグフードに挑戦してもらいましょう。
先ずは自然素材で出来た脂肪分5%の低脂肪のドッグフードに変えてもらいました。
その上で膵臓の機能を助ける炭水化物・脂質・たんぱく質に働く消化酵素と膵臓の保護をする栄養素、インスリンの合成に必要なマルチビタミンミネラル、そして重要なのが体内の全ての細胞を活性化して体を元に戻す後押しをしてくれる体液に近い水を飲んでもらいました。
現在は検査結果も問題なく落ち着いた状態を保ってます。
体は食べた物を消化吸収し代謝してエネルギーを作り、体の補修もしていきます。その体のエネルギー生産工場では、それぞれの部所で必要な栄養素がなくてはなりません。
なので症状によって使用する栄養素もその量も異なります。
一頭一頭同じ疾患であっても同じ処方ではありません。その子の体格や年齢、普段の食べ物、症状を聞かせてもらって必要な物を組み合わせなくてはなりません。
其々伺ったデーターがあなたの子の、また次の子の役に立ちます、ですからあなたの愛犬さん愛猫さんの情報を頂けると嬉しいです。
情報交換は LINEの @weave110 でお話しましょう