今年も本当に暑かったですね。
朝夕涼しくなって来たのになんだか元気がない子がいます。
食欲がなくだるい状態が続いてきます。こうなると、遊ぶ元気もなくなり、食べたものを吐いたり下痢をしたり、夏の疲れが一挙にきちゃったのでしょうか。
夏の間はお水を沢山飲んでオシッコも大量に出たでしょう。
それってオシッコと一緒に体内のミネラルが失われてしまってます。
体のミネラルが足りなくなると筋肉に脱力感が生まれてくるそうです。
また、ナトリウムも体から出て行くと、胃酸や消化酵素を作る能力が低下するので、それが食欲の落ちる理由の一つと言うことです。
『食欲不振→栄養不足→疲れが取れない~の悪循環です。』
★食餌やオヤツに添加物が使われていると、カルシウム・マグネシウム、亜鉛、ビタミンB群の消費が激しいため、白血球の働きが低下してしまいます。
つまり免疫力が低下しますので、ウィルスや大腸菌等の感染に弱くなるので、こんな時は風邪や下痢、膀胱炎に要注意です。
、普段から添加物は摂らないようにしてください。
室内の犬は人との生活で冷房の効いた部屋で快適に暮らしていますが、外気温との差で体温調節がうまくいかなくなったり、自律神経に異常が起きたりします。
【季節性の体調不良を予防するために普段から気をつけて欲しいこと】
1、過食をしないようにしましょう。
夏バテをしたとき、人間ならスタミナ回復にうなぎや焼肉を食べるといかにも元気が出そうですが、しかし、そんな時は消化能力が低下しています。
・消化には多大なエネルギーを使いますから過食にならない様にして消化の良い良質のものを少量食べましょう。
コレは人も犬も同じことが言えます。
食べないからといって高たんぱく高脂肪のフードやオヤツを与えないで胃腸を休めて労ってください。2~3日食べなくても犬は大丈夫って獣医さんもおしゃいます。
★そんな時は、消化酵素は胃腸を助けますのでフードに大根おろしやキーウイをトッピングするのもいいですよ。
2、紫外線に気をつけてください。
暑い時でも毛皮を着ているペット達は、見るからに可哀想に思います。
でも、なぜ被毛があるのかを考えると、被毛は体と外気との間に空気層をつくって直接外気温や紫外線の影響を受けないように体を守っています。
紫外線を浴びると、皮膚を老化させたるだけでなく体内の水分を消耗し血液の濃度が高くなり血流が悪くなります。これは、高血圧の人にも共通ですが、血液をサラサラにすることを意識してください。
★フードに大さじ1杯の亜麻仁油を回しかけたり、トマトやキーウイなど
ビタミンC類や抗酸化物質を食べさせてあげて下さい。
3、暑い間エアコンで体を冷やしすぎてませんか。
エアコンで体を冷やしすぎると体内のエネルギーを使って体温をコントロールします。その際にビタミン、ミネラルも消費します。
これは冬場体温を保持するときにも言えることですね。
また、体温調節がうまくいかなくなったり、さらに進むと自律神経に異常が起きてしまいます。
自律神経と血流を改善する為にもビタミンやミネラルを摂ってください。
★レバーと野菜を少量の水で煮て生姜を少し入れて人肌に冷まして煮汁と共にフードのトッピングに、その上に亜麻仁油を小さじ1~2杯かけてもいいですね。体の中から温めてあげてください。
【まとめ】
・食べ過ぎない様にして、消化の良いフードを必要量食べましょう。
・外気温と室内の温度差をつけすぎないようにしましょう。
・添加物の多い高たんぱく高脂質のフードやオヤツは控える。
・日中の紫外線は浴びすぎないようにしましょう。
普段から高タンパク高脂質を避けて、素材の良いフードに適切な栄養素を加えることで代謝をあげて免疫強化することができます。それは、
飼主さんの望む『ペットとの健康で穏やかな暮らしと長寿の秘訣』です。