ウチの猫(スーさん)は、7年前に保護した子です。
野良のお母さんが2匹産んだうちの1匹ですが、物置の下に放置され、お乳も与えられずミーミー鳴いていて、 近くに繋がれている犬のフードを食べて育った、母に見捨てられた子でした。
主人が見つけて連れ帰った時は歯も生えて来てるのに掌に収まるほどの小ささで、母猫に連れられている同胎の子の半分くらいで目もうつろでした。
それでもスーさんの生命力は強く小さいながらもスクスク育ってくれました。
しかし、1才になるころ突然頻尿になりトイレに何度も入りますが出ず、よく見るとすこし出血がありました。
エコーを撮ると膀胱に石ができてました。
それもこの小さい体の膀胱に1cmちかいものが3つ。
手術で取り出すしかなく小さな体にはその方が負担が少ないとの事で手術していただきました。
母親は自分に育だつ子だけにお乳をやると聞いたことがありましたので、この子にも何かはあるんだろうと予想はしてましたが、1才にもならない体に何故こんなに大きな石が3つも出来たのか不思議でした。
結石について勉強してみました
その頃、実家の母の為に食事の管理をしなくてはならず、以前からセミナーに参加していた「まごはやさしい」の杏林予防医学研究所の先生にスーの結石を相談しました。
結石の正体は
カルシウム、リン、マグネシウム
というミネラルが
固まったものらしいのです。
しかし一概にそのミネラルが犯人という事ではないようで、体に必要なはずのカルシウムやリン、マグネシウムを使えないものにしてしまうのは、体内のミネラルのバランスの崩れだったり、偏った食事から体内のPHが乱れた時に免疫が落ちたりすると感染症を切っ掛けに結晶や結石に繋がってしまうようです。
先生のアドバイスによって、毎日の食事を自然食に変え、必要なミネラルを補充し、感染症予防するために免疫を高めるものを中心にたべさせました。
その食事は結石や膀胱炎を予防するだけでなく、体の代謝を上げる基本的な機能を上げるものです。
大きな石を持っていたスーの体は手術でリセットすることができました。しかし、体を元に戻して健全に成長させるのは、スー自身の体です。
スー自身の体の機能を上げるために必要なものは食べる物につきます。
飼い主に出来ること、、、
私達飼い主に出来る唯一のことは、そのサポートをすることだけですから、自然な素材で出来た食事であったり、体の偏りを作らないオヤツの選択はこの子達と暮らすための重要課題です。
病院では、再発を予防するには療法食を一生続けるしかないと言われましたが、私は保存料などの入ってない原材料が確かなフードと結石を予防するサプリメントを食べさせました。
あれから7年スーは今も再発なく素敵に育ってくれました。
やんちゃで甘え上手な最高に可愛い娘に育ってくれてありがとう、スーさん